スケートのグランプリファイナルで、
浅田真央ちゃんが見事、優勝しました。 翌日の新聞の、真央ちゃんの言葉に、 「練習どおりにやろうと思って」という一節がありました。 絶対に緊張してしまう本番で、練習どおりにやるっていうのは、理想だけど、 すごい集中力が必要なことで、なかなかできないことです。 だから、スポーツの世界では、 体力や技術の向上も大事なんだけど、 メンタルの訓練も、すごく大切です。 その、メンタルの訓練を追求していった結果、 公立中学校の体育教師で、陸上部の顧問から、 ビジネスコンサルタントに転身して活躍しているのが、 原田隆史先生です。 原田先生との出会いは、ちょうど今から1年くらい前です。 どこかから、原田先生の本がいいという評判を聞いて、 『カリスマ体育教師の常勝教育』を読みました。 そのほか、雑誌『日経woman』でも原田先生のことを取り上げていたし、 私の好きな「カンブリア宮殿」というTV番組にも出演したりしていたので、 とにかく、気になる人でした。 ただ、『カリスマ体育教師の常勝教育』のタイトルといい、 装丁(黒と灰色)といい、なんかとっても怖くて、 先生ご自身も、バリバリの体育会系熱血教師って感じで、 私は、はじめかなり抵抗がありました。 でも、読んでみたら本の内容に、教師として、 すごく共感できるところがたくさんあったのです。 例えば、「主体変容」というのが、原田先生のキーワードのひとつですが、 その子自身、もしくは、教師自身が変わって初めて、 教育の成果が上がるというのです。 では、どうやったら「主体変容」できるのか、ということの事例が書いてあります。 陸上の砲丸投げで優勝させた生徒のエピソードでは、 陸上の練習目標だけでなく、生活の目標「皿洗いする」も、 原田先生がチェックします。 そのほか、「靴をそろえる」とか、「あいさつを自分からする」とか。 そういう小さなことの積み重ねで、「心づくり」をした結果、 メンタルが強くなって、試合で勝てる子になれるのだそうです。 原田先生は現在、ビジネスコンサルティングのほか、 教師向けに東京と大阪で、「教師塾」というのも開いています。 そこで、 原田先生の本に感激したというだけで、 いいものかどうかよくわからなかったけれど、 今年3月から7月にかけて、 私、「東京教師塾」に参加してみました。 「育休中の今しか行けないかもしれないけど、遠いしなぁ」と迷っていたら、 旦那が「絶対行ったほうがいい」と言ったので。 教師塾は、ひと月に一回ずつ、全5回シリーズで、 1回が、夜7時から夜中の2時までぶっ通しのセミナーです。 ほぼ、原田先生がしゃべり続けます。 原田先生は大阪人のためか、 私には島田紳助に見えてしまいます。 途中、原田先生のおごりで、夕食も出ます。 そうそう、塾の受講料も、なんと無料です! 『松下村塾』の精神で、日本の教育のために、 ボランティアでやっていらっしゃるのです。 原田先生の言葉で印象的だったことをひとつ。 5回目の終了後に打ち上げがあって、 私はたまたま、先生の隣の席に座りました。 そしたら、こうおっしゃってました。 「成功する人と、そうでない人の違い、何かわかるか。 成功するって決めた人は成功するし、決めてない人は成功しない。 素質や才能やないで。自分で決めたかどうか、ただそれだけの違いや。」 そういうわけで、原田隆史先生、 私の三大カリスマ教育者のひとりです。
by natsuquita
| 2008-12-16 09:46
| セミナー・講演会
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